アフリカン・フェア2013 結核シンポジウム

5月31日



 事務局長の成瀬が理事を務める認定NPO法人主催のシンポジウムが行われ、成瀬と若狹が出席しましたので、ご報告致します。
 このシンポジウムは、第5回アフリカ開発会議に先立って開催され、アフリカでの結核に関する最新状況の発表が行われました。

                                                 (文責:若狹)


  

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2013年06月03日20:26

謹賀新年

1月1日

 謹んで新年のお喜びを申し上げます。

 旧年中は多くの方々に大変お世話になりました。

 オープンミーティングの実施、多方面への視察と研究、そのすべてがメンバーだけでは困難なことであり、ご協力・ご参加頂いた皆様のお力添えの賜物であると感謝致しております。

 年末に衆議院議員選挙が行われました。今年7月に参議院議員選挙が予定されており、この結果次第では、この国の行く末が決まる可能性もあります。当会ではこれまで複数回に渡り、国会議員・首長への政策提言を行うことで政治との関わりをもって参りました。

 特に前回の衆議院選挙におきましては、代表の若狹が、旧減税日本(日本未来の党)の公認候補として選出されました。最終的には、公認辞退という形になりましたが、今後も形は違えども政策提言等を通して、政治と関わりを持ち、政策の実現可能性を高めていきたいと考えております。

 詳細につきましては、次回のオープンミーティングでご説明させて頂きます。

 今後も「患者・医療関係者、双方の視点から医療政策を提言し、日本の未来に光を照らす」という、当会設立の本旨を貫いて参ります。何卒、今後とも宜しくお願い申し上げます。

 また文末になりましたが、皆様には幸多き年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

   Freedom to Patients
~患者視点の医療政策を考える会~
     メンバー 一同
  

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2013年01月07日11:51

第5回オープンミーティングを開催致しました

6月9日



 第5回となる今回は「患者の選択」をテーマに、患者会顧問、学生、看護師、研究者、企業経営者等々、幅広いバックグラウンドを持つ方々にご参加頂きました。

 当会より、日本及びアジアにおけるメディカルツーリズムの現状や、フィリピンの医療事情等をご紹介して、参加頂いた皆さまにも、それぞれのお立場からのご意見を頂戴しました。そのなかで、日本の患者にはあらゆる意味で「医療における選択肢」がほとんど存在しないことが、改めて浮き彫りにされました。

 後半は、問題解決のために患者への情報提供や、それに伴う具体的な打開策についてもご発言がなされ、会場の貸し切り時間ぎりぎりまで意見交換を行いました。

 参加頂いた皆様におかれましては、忌憚のないご意見を多数賜りましたこと、この場を借りて改めて御礼を申し上げます。特に今回は、当会の今後のアウトプットの方向性をも見出すことができました。誠にありがとうございました。

 また、頂戴しましたご意見の一部は当会の【患者の声】のページにてご紹介をさせて頂きます。
                                                  (文責:若狹)
  

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2012年06月10日18:37

【ご案内】 6月9日(土) 第5回オープンミーティング

5月12日

 第5回となる今回は、「医療における患者の選択」をテー​マに、患者と医療従事者、双方の視点から、「日本の患者​は、なぜ病院は選べても医療を選択することができないの​か?」について、意見交換をできればと思っております。

 また、当会の海外担当より、事例紹介としてフィリピンの​医療事情について、メディカルツーリズムの観点からご報​告もさせて頂きます。

 そして、前回ご議論頂いた「理想の病院」の存在を阻む具​体的な要因は何なのか、そして、当会の考える「理想の病​院」を作るための打開策も、同時にご提示させて頂きます​ので、皆さまにその打開策についても、ご意見を賜りたいと考えております。

 今回のオープンミーティングも当会の活動をより多くの方​に知って頂き、忌憚のないご意見を賜ることを第一に考え​ておりますので、宜しければご友人等もお誘い合わせのう​え、お気軽にご参加ください。


                記

日 時 6月9日(土) 14:30 ~ 16:30(開場14:00 ~)
            
場 所  港区立虎ノ門いきいきプラザ(http://p.tl/pyKy-

アクセス  地下鉄銀座線虎ノ門駅 1番出口 徒歩7分

                          ​       以上

予定プログラム
14:30 ~ 開会あいさつ
14:35 ~ FTP活動報告(「理想の病院を妨げる要因は何か?​」)
14:50 ~ 質疑応答
15:00 ~ 休憩
15:10 ~ オープンミーティング(フィリピンの医療事情報告)
       自己紹介、ブレスト、意見交換等
16:25 ~ 閉会あいさつ


また人数確認のため、恐れ入りますが 6月3日(日)までに、出席の
ご連絡を下記アドレスまで頂ければ幸甚です。

ご参加連絡はこちらへ ⇒ freedom2patients@gmail.com

========【第5回オープンミーティング】===​=====
お名前:
所属:(お勤め先、活動団体等)
E-メール :
参加人数(ご本人も含めて)  名
==========================​==
  

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2012年05月12日23:50

謹賀新年

1月1日

 謹んで新年のお喜びを申し上げます。

 東日本大震災で被災されました方々に謹んでお見舞いを申し上げます。

 旧年中は多くの方々に大変お世話になりました。

 3回に渡るオープンミーティングの開催、多方面への視察と研究、そのすべてがメンバーだけでは困難なことであり、ご協力・ご参加頂いた皆様のお力添えの賜物であると感謝致しております。

 解散総選挙も噂されており混迷を深める政治の中で、医療政策は迷走の度合いを一段と深めています。医療費は年々増加することが自然であり、その増加分をどのように補うのか、その議論とそのための政策を提示をすることが、最も必要なことであると我々は考えています。

 今年の当会は、「医療費の自然増にどのようにすれば対応できるのか」をテーマに政策を提示したいと考えております。そのために必要な活動を邁進致します。キーワードは「家庭医」と「メディカルシティ」です。

 今後も「患者・医療関係者、双方の視点から医療政策を提言し、日本の未来に光を照らす」という、当会設立の本旨を貫いて参ります。何卒、今後とも宜しくお願い申し上げます。

 また文末になりましたが、皆様には幸多き年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

   Freedom to Patients
~患者視点の医療政策を考える会~
     メンバー 一同
  

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2012年01月03日10:30

第4回オープンミーティングを開催致しました

12月11日

 第4回となる今回は「理想の病院」をテーマに、看護師、患者会顧問、福祉関係者、研究者、企業経営者等々、幅広いバックグラウンドを持つ方々にご参加頂きました。

 前半は、当会の若狹が9月に行った小笠原村診療所の視察について、現場で知り得た情報を中心にご報告を致しました。詳細はブログの〔活動報告〕の記事をご覧頂ければ幸いです。
 
 後半は「理想の病院」をテーマに、患者視点からは「このような病院に通いたい」、医療従事者視点からは「このような病院で働きたい」という観点から様々なご意見を頂戴しました。また日本の医療全般について本質的な議論が交わされ、会場の貸し切り時間ぎりぎりまで意見交換を行いました。
 
 今回頂いた意見を集約して暫定的な「理想の病院」を設定して、その存在を阻む原因を洗い出し、同時にその打開策も提示して、次回のオープンミーティングで参加者の皆様にご提示する予定です。

 参加頂いた皆様におかれましては、忌憚のないご意見を多数賜りましたこと、この場を借りて改めて御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。

 また、頂戴しましたご意見の一部は当会の【患者の声】のページにてご紹介をさせて頂きます。
                                                  
                                                  (文責:若狹)
  

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2011年12月12日10:40

【ご案内】 12月11日(日) 第4回オープンミーティング

11月11日

 第4回となる今回は「理想の病院」をテーマに、患者と医療従事者双方の視点から、「こういう病院が近隣にほしい」「こんな病院で働きたい」等のご意見を頂きたいと思います。

 頂いたご意見を集約し暫定的な「理想の病院」として提示して、その「理想の病院」の存在を阻む障害を明らかに致します。また、その打開策を当会が作成中の政策提言に盛り込んで具体化していく所存です。

 今回のオープンミーティングも当会の活動をより多くの方に知って頂き、忌憚のないご意見を賜ることを第一に考えておりますので、宜しければご友人等もお誘い合わせのうえ、お気軽にご参加ください。


              記

日 時 12月11日(日) 14:30 ~ 16:30(開場14:00 ~)
            
場 所  港区立虎ノ門いきいきプラザ(http://p.tl/pyKy

アクセス  地下鉄銀座線虎ノ門駅 1番出口 徒歩7分

                           以上

予定プログラム
14:30 ~ 開会あいさつ
14:35 ~ FTP活動報告(小笠原村 現場視察報告)
14:50 ~ 質疑応答
15:00 ~ 休憩
15:10 ~ オープンミーティング
       自己紹介、ブレスト、意見交換等
16:25 ~ 閉会あいさつ


 また人数確認のため、恐れ入りますが 11月30日(水)までに、出席の
ご連絡を下記アドレスまで頂ければ幸甚です。

ご参加連絡はこちらへ ⇒ freedom2patients@gmail.com

===========【第4回オープンミーティング】===========
お名前:
所属:(お勤め先、活動団体等)
E-メール :
参加人数(ご本人も含めて)  名
==================================

  

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2011年11月11日11:51

離島医療の理想像 -小笠原村診療所-

9月12日
当会の若狹が、東京都小笠原村の小笠原村診療所を視察して参りましたので、ご報告をさせて頂きます。

 9月12日に小笠原村診療所の担当者にお話しを伺い、診療所施設を見学させて頂きました。今回はホームページ等で調べれば分かることではなく、直接現地に赴かなければ知ることができなかったことを中心にご報告致します。

 今回の視察で、小笠原村診療所はある意味で、離島医療の理想像を体現しているのではないかと感じました。
 
 ヒアリングのなかで、「国や医療行政に望む、援助や政策にはどんなものがありますか?」という私の質問に対して、担当者は「特にありません」と回答されました。
 色々とお話しを伺うなかで、この回答の真意は「ないものねだりをするのではなく、現状と将来を見据えて出来ることを粛々と実行していく」それが自分たちの仕事であるという自負による返答であることが伝わってきたからです。島内出産の方針がそのことを明確に表しています。

 現在、小笠原村では、島内出産ができません。これは産科医の在不在が問題の本質にあるのではなく、出産というシステム(具体的には出産前後に専門的なケアがある程度の期間必要とされる等)を考えたとき、離島という小笠原村の現実を鑑みれば、必要十分なケアを継続的に行うことは難しいという判断から、今後も実施する予定は無いとの回答でした。対応策としては、島民の島外出産を支援する制度を各種整備しています。

 人工透析についても同様です。現状、小笠原村では人工透析が必要な疾患を患った時点で、島外への移住が必要となります。人工透析についても今後、島内で実施の予定はありません。急変時の対応の遅れが致命的な疾患の対応は、基本的に行わない(行えないのではない)というのが、その理由です。島外の病院への患者収容までの平均所要時間が、約9時間30分という現実を見据えての対応であることが分かります。

 そしてこれは、特に重要で忘れてはならないことですが、上記のような環境であることを小笠原村の島民は、きちんと受け入れたうえで暮らして居るということです。
 今や地域医療は離島やへき地に限らず、住民の理解と協力がなければ立ちゆかない状態です。医療機関と住民の相互努力によって限られた医療資源を有効活用する、そのひとつの理想像が小笠原村と小笠原村診療所にはあるように思います。


 補足
・診療所の設備について
 22年5月に旧施設の老朽化に伴い、介護施設と一体化した現診療所を整備、開設した。少ない人員でケアを行っているので、診療所スタッフの動線が非常に考慮された作りになっている。各部屋の裏口が一本の道で繋がっており、極力ドアに手を触れずに迅速に必要な部屋に移動できる様に配慮されている。
 また台風が10回くれば10回停電するような環境なので、自己発電設備は充実している。診療所のフル機能を使用したとしても丸3日は賄うことが可能とのこと。

・基礎データ
 スタッフ
 医科 医師3名(内、都派遣医師1名)、看護師10名、助産師1名、薬剤師1名、Ⅹ線技師1名、理学療法士1名、栄養士1名、調理師2名
 歯科 医師、技工士、衛生士 各1名
 事務 課長以下4名

 診療実績(平成22年度)
 医科 年間外来患者数 8,374人 1日平均患者数 34.5人(外来243日)年間入院患者数 37人 年間入院実日数 73日
 歯科 年間外来患者数 1,050人 1日平均患者数 4.3人(外来243日)

 緊急患者搬送実績(平成22年度)
 年間搬送数 21件・23人 病院収容までの平均所要時間 9時間16分

 医療機器(主なもの)
 医科 CT・X線装置、ポータブルレントゲン、超音波診断装置、人工呼吸器、除細動装置、心電計、血算・生化学検査器、血液ガス分析装置(小型)他
 歯科 診療ユニット、歯科Ⅹ線装置、パノラマⅩ線装置、歯科技工器材 他

                                                    (文責:若狹)  

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2011年09月19日23:04

第3回オープンミーティングを開催致しました

5月28日


 第3回となる今回は「理想の医療」をテーマに、八王子で患者本位の医療を展開されている北原国際病院のまちづくりプロジェクトの担当者様をゲストに迎えて、医療関係者、福祉関係者、研究者、企業経営者等々、幅広いバックグラウンドを持つ方々にご参加頂きました。

 前半は、北原病院が取り組まれている様々な活動につきましてご紹介を頂き、質疑応答に関しましても活発なご発言がありました。後半は「理想の医療」をテーマに、日本の医療全般について本質的な議論が交わされ、予定の時間をオーバーして、会場の貸し切り時間ぎりぎりまで意見交換を行いました。

 参加頂いた皆様におかれましては、忌憚のないご意見を多数賜りましたこと、この場を借りて改めて御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。
 頂戴しましたご意見の一部は当会の【患者の声】のページにてご紹介をさせて頂いております。

 次回は夏頃に開催したいと考えております。
 今回ご参加頂いた方々も、決して専門家や実務者だけではなく、関心がある程度で普段は全く別の仕事をしているという方も複数いらっしゃいました。

 一生のうちで一度も病院に行くことなく生を終える人は恐らくいないでしょう。医療はこの世界に生きるすべての人にかかわる問題です。特に医療に興味・関心のない人でも、体調を崩して医療機関に赴いた際には何かしら感じることがあると思います。

 その時感じる想いが、少しでも「良い」ものとなりますように、今後とも活動を続けてまいります。
                                                (文責:若狹)
  

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2011年05月29日00:16

【ご案内】 5月28日(土) 第3回オープンミーティング

4月16日 5月18日更新

 第3回となる今回は「理想の医療」をテーマに、皆さまの体験談や医療に対する想いをご発言頂きたいと思います。
 頂いたご意見は当会が作成中の政策提言に、改善策として盛り込み具体化していく所存です。

 また先日ご紹介致しました通り、『 「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる! 』の著者である、北原茂美先生が理事長を務め、八王子から世界へ向けて患者本位の医療を発信している、医療法人KNIの医療施設を見学して参りました。

 当日は、医療法人KNIのご担当者様にも出席頂き、北原病院とそのプロジェクトについて、直接お話しをして頂けることになりました。

 今回のオープンミーティングも当会の活動をより多くの方に知って頂き、忌憚のないご意見を賜ることを第一に考えておりますので、宜しければご友人等もお誘い合わせのうえ、お気軽にご参加ください。


             記

日 時 5月28日(土) 14:30 ~ 16:30(開場14;00 ~)

場 所  港区立虎の門健康福祉館(http://p.tl/0_tP

アクセス  地下鉄銀座線虎ノ門駅 1番出口 徒歩7分

                            以上

  予定プログラム
 14:30 ~ 開会あいさつ
 14:35 ~ FTP活動報告(現場視察報告)
 15:00 ~ 質疑応答
 15:20 ~ 休憩
 15:30 ~ オープンミーティング(自己紹介、ブレスト、意見交換等)
 16:25 ~ 閉会あいさつ

 17:00 ~ 新橋駅付近で二次会予定
  
また人数確認のため、恐れ入りますが 5月26日(木)までに、出席の
ご連絡を下記アドレスまで頂ければ幸甚です。

ご参加連絡はこちらへ ⇒ freedom2patients@gmail.com

=======【第3回オープンミーティング(ブログ)】======
お名前:
所属:(例 お仕事・活動団体等)
E-メール :
参加人数(ご本人も含めて)名
=================================

  

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2011年04月16日09:10

「患者本位の医療」北原国際病院を見学しました

4月9日



 【書籍紹介】でもご紹介致しました、『「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる! 』の著者である、北原茂実先生が理事長を務める、医療法人社団KNIの医療施設を見学して参りましたので、ご紹介致します。

 医療法人社団KNIは、医療と教育を中心とした国際都市八王子を目指して「医療のまちづくりプロジェクト」を推進しています。今回はその中核となる医療施設である、北原ライフサポートクリニック、北原リハビリテーション病院、そして北原国際病院をご案内頂きました。

 北原ライフサポートクリニックはJR八王子駅徒歩1分という好立地にあります。脳神経外科、小児科については日曜診療も行っています。このクリニックでは、通常不満の多い待ち時間について、近くのお店で買い物をしたり、カフェや書店でくつろげるように携帯電話を活用して、時間になったら呼び出しを行うというシステムを導入しています。

 北原リハビリテーション病院の特徴は、1対1のリハビリテーションと、なによりその施設の設立経緯にあります。設計段階から入所1年目の新人をはじめ、全ての従業員が設計図に書き込みを行い、理想の医療を提供する施設を設計から一丸となって作り上げました。また著作でも紹介されている「家族ボランティア」制度も特徴的です。

 北原国際病院は、医療法人社団KNIの中核となる本院です。外観は救急車が止まっていなければ、高級マンションとでも見間違うように洗練されています。これはどの施設にもいえることですが、医療施設が持つネガティブな雰囲気、外観、内装、臭い等は極力排して、ホテルのようなアメニティーとホスピタリティーを提供することで、患者がストレスなく過ごせるように考え尽くされています。

 このようにハード面が大変充実していますが、これはむしろソフト面を重視した結果、必要となる施設・設備を整備した結果なのだと感じました。さまざまな視点から法人の理念である「患者本位の医療」を実践されています。

 改めて告知を致しますが、来月5月28日(土)に第3回のオープンミーティングを開催する予定です。そのなかでも、今回の施設見学につきましてご報告をする予定ですので、ご興味を持たれた方はこちらにご参加頂ければ幸甚です。 
                                                 (文責:若狹)


「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる! (講談社プラスアルファ新書)
  

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2011年04月10日10:44

フィリピンの医療事情と、その情報の価値

2月18日


 フィリピンで大学病院を3つ経営するオーナー一族の一人で、政府の医療政策にも関わっており、現在は自身が経営する医療施設で国際的な看護師の育成を通して、メディカルツーリズムを実現すべく精力的に活動されている、MR.RICHARD A. MORAN(デック)氏と昨年に続き、情報交換を行いましたので、ご報告致します。

 今回は、日本ではあまり報道されない、現地の実情について興味深いお話がありました。
 
 まずは、臓器移植についてです。ご存知の通り、WHOの勧告により国外での移植が自粛ムードになっている日本ですが、フィリピンでは健常者の臓器売買、特に腎臓及び肝臓については、システムが確立しており、そのほとんどが海外からメディカルツーリズムでやってくるレシピエントに提供されているそうです。
 事の是非は別にして、日本でも古くは売血が公然と行われていた時期があります。その当時の日本と同じ感覚で行われているようです。

 次は、病院による慈善事業についてです。これは氏が経営に携わっている医療施設に限定された話ではなく、キリスト教の精神に則って恒常的に行われているそうです。自画自賛はどの国でも美徳ではありませんので、表立った情報開示(宣伝)はしていませんが、国内の貧民救済に少なくない資金と労力を費やしています。
 メディカルツーリズムに対応した医療施設は、経済性を最優先して、弱者切り捨ての医療だというイメージを持っている方は、少なからずいるのではないでしょうか。

 今回の情報交換で感じたことは、他人や他国による営利のフィルターが掛かっていない、生の情報を得ることの困難さと、それを得ることの重要性です。
 現代社会において情報の重要性は、改めて語る必要もないでしょう。私たちは今後とも、できる限り生の情報をもとに政策を作成し、活動に生かしていきたいと思います。
                                                 (文責:若狹)
   

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2011年02月19日02:16

Twitter 始めました

1月30日

Twitter 始めました。主にブログの更新情報、イベントの告知などに利用していきたいと思いますので、宜しくお願いします。

ユーザー名 freedom2p
URL http://twitter.com/freedom2p
                                                (文責:若狭)




  

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2011年01月30日16:04

謹賀新年

1月1日

 謹んで新年のお喜びを申し上げます。

 旧年中は多くの方々に大変お世話になりました。

 会の立ち上げ、パンフレットの作成、ブログの運営、そしてオープンミーティング。
 すべてがメンバーだけでは困難なことであり、ご協力・ご参加頂いた皆様のお力添えの賜物であると感謝致しております。

 今年の当会は、結果を強く求めて活動に邁進致します。

 4月には統一地方選もございます。年初より地方発で、改革の気運が盛り上がるのではないかと予感してなりません。

 医療政策に関しては、患者視点のボトムアップは当然必要として、さらに広い視野でのトップダウンも同時に必要とされる難しい分野であると認識しております。

 今後も「患者・医療関係者、双方の視点から医療政策を提言し、日本の未来に光を照らす」という、当会設立の本旨を貫いて参ります。何卒、今後とも宜しくお願い申し上げます。

 また文末になりましたが、皆様には幸多き年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

   Freedom to Patients
~患者視点の医療政策を考える会~
     メンバー 一同
  

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2011年01月01日00:01

日仏国際シンポジウムに参加してきました

12月18日



 上智大学で行われた、日仏国際シンポジウム「国家生命倫理委員会は必要か-生命倫理は誰のもの-」に参加してきましたので、ご報告致します。

 シンポジウムの内容は「生命倫理」の取り扱いについて、国が主導的立場を取るべきか否かという議題で、講演者やパネリストが順番に見識を述べるという、典型的な日本型シンポジウムでした。

 筆者は2000年に科学技術省(現・文科省)の「ヒトゲノム研究を考えるコンセンサス会議」にパネリストとして参加した経験があり、「生命倫理」については当時から関心を持っていました。今回はそのような経緯もあり、下記のような質問を行いました。

 「生命倫理は、研究者の行き過ぎた知的好奇心に対してブレーキ足り得るのか?」

 この質問についてパネリストをはじめ、主催の上智大学の法学教授からもそれぞれ回答がありました。細部に違いがあるとはいえ、全員に共通していたのは、「指針で禁じられているから問題はない。むしろ知的好奇心を抑制するような形で生命倫理が使われるのは好ましくない」という意見でした。

 ヒトゲノム、ヒト幹細胞・・・・・・etc。研究者に高度なモラルが求められる研究において、はたして指針で禁じられているから心配ないとのことですが、マンハッタン計画を持ち出すまでもなく研究者のモラルにすべてを委ねる危険性を当事者側が全く認識していないことにこそ、危機感を覚えました。
 
 そもそも「研究」という行為ほど、一般人との情報格差が大きい分野もないわけですから、広く情報公開を行ったうえで、第三者機関の諮問を受けるシステムづくりの議論こそが、国家生命倫理委員会よりも先に行われるべきであると思います。
                                                 (文責:若狹)


   

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2010年12月18日21:24

第2回オープンミーティングを開催致しました。

12月11日



 今回も、医療関係者、福祉関係者、研究者、企業経営者、そして国外からも、幅広いバックグラウンドを持つ方々にご参加頂きました。まさに師走のお忙しい時期に多数のご参加を頂き、医療の現状に関する皆さまの問題意識の高さを感じました。

 また、予定の時間をオーバーして、会場の貸し切り時間ぎりぎりまで意見交換を行い、その後は場所を移して忘年会として、さらに忌憚のないご意見を多数賜りましたこと、この場を借りて改めて御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。

 次回は来年3月頃に開催したいと考えております。今回ご参加頂いた方々も、決して専門家や実務者だけではなく、関心がある程度で普段は全く別の仕事をしているという方もいらっしゃいました。

 専門的な知識を披露するだけではなく、より多くの視点で問題の本質を理解して、その解決策を考えることが重要です。私たちは常にその点を意識して活動に取り組んで参ります。
                                               (文責:若狹)  

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2010年12月12日11:49

【ご案内】 12月11日(土) 第2回オープンミーティング

11月21日

 日本の医療について関心をお持ちの方々に、当会の活動をお知らせして、今後、同志として
お付き合いさせて頂く端緒となれば、また、年末ということもありますので、ミーティング後は
忘年会も兼ねて、第2回オープンミーティングを開催します。


              記

日 時 12月11日(土) 14:30 ~ 16:30(開場14;00 ~)
               17:00 ~ 忘年会(新橋付近を予定)

場 所  港区立虎の門健康福祉館
http://www.city.minato.tokyo.jp/sisetu/hukusi/kenkofukusikan/toranomonkennkoufukusi/index.html

アクセス  地下鉄銀座線虎ノ門駅 1番出口 徒歩7分

参加費 無料(忘年会は実費4,000円程度を予定)

                               以上

予定プログラム
14:30 ~ 開会あいさつ
14:35 ~ FTP活動報告
15:00 ~ 質疑応答
15:20 ~ 休憩
15:30 ~ オープンミーティング
       参加者の活動紹介、ブレスト、意見交換等
16:25 ~ 閉会あいさつ

17:00 ~ 会場を移して忘年会(新橋付近のお店を予定)

 当日は、当会の活動をより多くの方に知って頂き、忌憚のないご意見を賜ることを
第一に考えておりますので、宜しければ、ご友人等もお誘い合わせのうえ、お気軽に
ご参加ください。

 また人数確認のため、恐れ入りますが 12月1日(水)までに、出席のご連絡を下記
アドレスまで頂ければ幸甚です。

 興味はあるが、当日は所用で参加ができないという方には、当日配布資料ならびに
議事録をお送り致しますので、ご入用の方は同様に下記アドレスまでご連絡下さい。

 ご参加連絡はこちら ⇒ freedom2patients@gmail.com

========【第2回オープンミーティング(ブログ)】==========
お名前:
所属:(例 会社員)
E-メール :
参加人数(ご本人も含めて)名
忘年会へ: 参加 or 不参加
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Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2010年11月21日10:20

第1回オープンミーティングを開催しました

9月4日(土)


 第1回のオープンミーティングを開催致しました。
 医療関係者、福祉関係者、学生、サラリーマンと、幅広いバックグラウンドを持つ方々にご参加頂きました。そして都内だけではなく、県外からわざわざお越し下さった方も複数人おられ、医療を含めた日本の将来像を語り合うというテーマについて、その関心の高さを感じました。

 また、予定の時間をオーバーして、会場の貸し切り時間ぎりぎりまで意見交換を行い、その際には参加者の皆さまにも会場撤収にご協力頂きました。この場を借りて改めて御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。

 当会では今後、このようなオープンミーティングを定例(2ヶ月に1度)で開催したいと考えております。今回ご参加頂いた方々も、決して専門家や実務者だけではなく、関心がある程度で普段は全く別の仕事をしているという方もいらっしゃいました。

 専門的な知識を披露するだけではなく、より多くの視点で問題の本質を理解して、その解決策を考えることが重要です。私たちは常にその点を意識して活動に取り組んで参ります。

 今回のオープンミーティングの内容につきましては、後日簡単な議事録を作成致します。参加者の皆さま以外でも、関心を持たれた方にはメールでお送り致しますので、当会までご連絡下さい。
                                               (文責:若狹)  

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2010年09月06日19:20

【ご案内】 9月4日(土) 第1回オープンミーティング

日本の医療分野・安全保障分野を含め、広く日本の目指すべき国家像について関心をお持ちの方々に、当会の活動主旨をお知らせして、今後、同志としてお付き合いさせて頂く端緒となれば、また、マクロな視点から日本の行く末について熱く語り合いたいと考え、この度、第1回オープンミーティングを開催致します。


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日 時 9月4日(土) 18:30 ~ 20:30(開場18;00 ~)

場 所 堀留町区民館
   (http://www.meccs.co.jp/shiteikanri/chuo/horidome/index.html
アクセス: 東京メトロ日比谷線小伝馬町駅下車3番出口 徒歩5分
    東京メトロ日比谷線/都営地下鉄浅草線人形町駅下車A5番出口 徒歩5分

参加費 無料
                                  
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予定プログラム
18:30 ~ 開会あいさつ
18:35 ~ FTP設立趣旨及び活動紹介
19:00 ~ 質疑応答
19:30 ~ オープンミーティング
       参加者の活動紹介、ブレスト、意見交換等
20:25 ~ 閉会あいさつ

当日は、当会の活動をより多くの方に知って頂き、忌憚のないご意見を賜ることを第一に考えておりますので、宜しければご友人等もお誘い合わせのうえ、お気軽にご参加ください。

また人数確認のため、恐れ入りますが 8月20日(金)までに、出席のご連絡を下記アドレスまで頂ければ幸甚です。

興味はあるが、当日は所用で参加ができないという方には、当日配布資料ならびに議事録をお送り致しますので、ご入用の方は同様に下記アドレスまでご連絡下さい。

ご参加連絡はこちら ⇒ freedom2patients@gmail.com

=========【第1回オープンミーティング(ブログ)】==========
お名前:
所属:(例 ご職業 活動団体)
E-メール :
参加人数(ご本人も含めて)名
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                                               (文責:若狹)  

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2010年08月15日00:41

国際ラウンドテーブルでの発言について

7月29日(木)

 
 日本リザルツ主催の「国際ラウンドテーブル 地球危機の最前線で ~世界基金のこれからを考える~」に当会の成瀬と若狹が出席致しましたので、ご報告を致します。
 
 三大感染症(マラリア・結核・HIV)対策について国際基金の活動を考えるというのが、今回の主旨でした。規模は小さいながら出席者の国籍はアメリカ、フランス、フィリピン、ザンビア等、多岐にわたり国内からは外務省、厚生労働省の官僚が出席した国際会議です。

 
 今回、成瀬は元結核患者として、そして現在はその撲滅に取り組む者として、報告された途上国での結核患者の年齢構成について、その詳細を把握することでより質の高いケアを行えるのでないかという主旨の発言を行いました。
 また、若狹は、同席された仙台赤十字病院・岡山博教授の「感染症対策には行政(国家)が義務として全力で取り組むことが不可欠である」とのご意見に賛同し、フィリピンの例を挙げ下記のような主旨の発言を行いました。
 「フィリピンでは限られた医療資源を国家政策としてトリクルダウン仮説に基づくメディカルツーリズムに投入している。(貧者が直接医療の恩恵にあずかれていない)このような政情で感染症対策を十全に行うには困難が予想されるが、その点は政府とどのような関係性を構築するのかが問題なので、十分に検討してもらいたい」

 今回の国際会議で改めて感じたことは、医療に関する問題は、各分野の専門家が寄り集まってそれぞれの見識を披露するだけでは、問題解決の糸口すら見つけることは出来ないということです。
 その意味では、ある特定医療分野の専門家(スペシャリスト)でありながら、政治的大局もみることのできる(ゼネラリスト)の存在が必須であり、近い将来、筆者自身がその役目を負うことができるよう精進を続けたいと思います。
                                                 (文責:若狹)
  

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2010年08月02日14:38