8月16日
『病院長が教える 賢く病院と付き合う方法』
毛利 博 (著)
医師の視点から、日本の医療や病院の実態について解説をしています。この本の特徴は、数々の問題点を列挙するだけで終わるのでなく、きちんと改善策まで提示していることです。
特に第2章にある「かかりたくない医師・看護師」の項は、患者よりもむしろ医療従事者の方々に目を通して頂き、是非、自戒としてもらいたいほど秀逸。
また、患者側としても第4章にある「専門医が偉いわけではない」の項については、大病院志向を見直し、病院と診療所の連携を推進するためにも、十分理解したい内容です。
<目次>
第1章 「良い医療」とはいったいどういう意味なのか?
第2章 では、具体的に「良い医療」を受けるにはどうするか?
第3章 良き治療を受けるためになってはならない患者とは?
第4章 地方病院や勤務医が今、本当に厳しいことも知って下さい
(文責:若狹)
病院長が教える賢く病院と付き合う方法 (B&Tブックス)