患者の声 「理想の医療、理想の医師、理想の病院」

患者の声 「理想の医療、理想の医師、理想の病院」

「理想の医療、理想の医師、理想の病院」をテーマに、医療に関するご意見を集約します。

 頂いたご意見は、この場で定期的にまとめてご紹介し、実際の政策提言作成に反映させますので、Comment(コメント)より是非、皆さまの体験談や理想の医療についてご意見をお寄せください。 

------これまでに頂いたご意見(6月9日更新)

 メタボ対策に費用をかける前に、難病対策に費用をかけるべき、優先順位が間違っている。


 透析患者が高齢になると、入居を断られるケースが多々ある。


 透析患者は全国30万人、都内には3万人いるが、患者会に所属している人は4,000人弱で、高齢化が非常に進んでいる。


 医療従事者は、患者の病気のみを診て、患者の生活は見ていない。


 日本の患者は、医療行為について他の方法があるのか医師に聴けない環境が出来上がっている。


 日本の医療には、患者に医療行為(方法)の選択肢はない。


 病院で死んでも誰も疑問に思わないが、不審死はとても多い、特に精神病院。


 精神病院は医師・経営者同士の繋がりがあり、治療方針に疑問があっても転院がほとんどできない。


 都内のある精神病院では精神科医一人が90人の患者の主治医になっている。


 腎臓移植の国内での平均待機期間は16年(欧米の平均は3年)。


 看護教育の段階で理想とされる医療行為が、現場では実現できない。病院は診療報酬を得ることに腐心し、患者を癒す行為よりも保険点数の獲得できる医療行為を優先している。


 人工透析の標準的な指標とされる、「週3日・4時間」に実は根拠はない。現在は在宅透析(全国で300人位)を推進する医院が少しづつであるが増えている。


 ストレスを緩和するための病院づくりの必要性。たとえば待合室や病院の空調設備等、考え実行する余地は現行制度上でもある。気づいていない、気づいていてもマンパワー不足等で実現ができない。


 現状の精神病治療は問題点が多い。マンパワー不足からくる画一的な投薬治療による、薬物過剰摂取状態の患者。人権を無視した対応等、ひどいものがある。


 患者側、医療機関側、双方にストレス過多。メンタルヘルスを導入したり、専門職としてのMSWの普及などで、万病のもとであるストレスを緩和していかないといけない。


 高額な医療を提供するだけが、良い医療ではない。費用対効果、エビデンス、QOL等、考慮して選択されたものが最良の医療になる。


 地域医療は地域住民との相互協力と理解がなければ、成り立たない。患者側と医療機関側、お互いの思いを知る機会が必要だ。


 有効的な人工呼吸と心臓マッサージの回数についてなど、救急(医療)の現場での実践と、国民に広く伝わっている情報とでは数十年位の遅れがある。


 地方(徳島県)では、症例が少なすぎて研修医を育てることも、研修後、経験を積み一流の技術を身につけることも難しい。地元ではなく東京に医療資源が集中するのはある意味で当然だ。


 休日診療を受けられる病院が地域に少ない。特に小児科。そして、重要なのは病院がどこにあるのかだけではなく、その病院が信用できるのかかどうか。


 皆保険制度は途上国のように、年々経済成長と人口の増加が見込まれるモデルにおいてのみ成立するもの。日本のような少子高齢化を迎えた国にはもはやそぐわない。


 国内の医療問題は制度疲労が原因。新しくゼロベースで構築し直すべき。


 海外の優秀な医師が日本で医療行為を行えないのは国民にとって大きな損失。医療免許の国際化をするべき。


 「脳脊髄液減少症」は潜在患者が10万人といわれ、交通事故や学校での事故(鉄棒から落ちた・ボールがぶつかった等)で発症する場合が多く、大変身近な病気です。ですが、診断基準が確定されていない為、的確な診断および治療ができる医療機関は、かなり限定されています。
 どんなにつらくとも「気のせい」「病気ではない」と診断され、あるお医者さんには、座っていられないのに、 「明日から仕事に行けます。これぐらいの状態なら、皆さん仕事をされていますよ」と、怠け病のように言われたこともあり、 7ヶ月間泣いて訴えても、詐欺のような目でしか診てもらえなかった・・ まるで自分がうそをついているようで、非常に苦しかった・・
 国に認められていない病気ですので病院側の体制も難しいとはおもいます。ですが、せめて医療関係の方だけでも周知徹底していただき、そしてこの病気に限らず患者側に寄り添う医療であってほしいと願います・・。


 病弱で福祉の仕事をしている私ですが
 医者や医療の常識といつも、戦っております!


 人間ドッグはかなり高額であると思います。
 基本の他、オプションである種々の検査、例えば脳ドックや肺がん検査などもかなりの高額料金設定です。
 予防医療を唱えるのであれば、庶民でも定期的に受けることができる金額であればと思いますし、市町村から補助金が出るといいましても、総額するとそれでもまだまだ躊躇してしまう金額です。 
 財政面など、問題も多いと思いますが、私たち若い世代にとっても、老齢になっていく親世代にとっても身近である医療であればと願います。


 私は体が弱く、度々病院へ行くことがあります。
 その中で感じることは、医師や看護師の言葉遣い・対応がおかしいという点です。
 病院であっても、顧客(患者)に対するサービスで言えば企業となんら変わらないのではないでしょうか。高齢者へは赤ちゃん言葉で、尊敬の意が感じられません。
 また、診察を大幅に待たされても「お待たせしてすみません」の一言もありません。
 徹底した人材の育成を病院内で行うべきであると思います。

Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~. at 2011年02月26日21:29

この記事のコメント

初めまして!
突然ですが、こちらのロゴマークは
モーセの杖ですか?

病弱で福祉の仕事をしている私ですが
医者や医療の常識といつも、戦っております!
Posted by 鳥山鳥子. at 2011年02月26日 22:01
鳥山鳥子 様

コメントありがとうございます。

ロゴマークの杖は、ギリシア神話に登場する医療の神アスクレピオスの持つ杖をイメージしております。

是非、福祉の現場で感じられた、医者や医療に関するご意見をお寄せ下さい。

こんな風にしてほしい、こんな医者に居てほしい!そんなお声を是非、お聞かせ下さい。

Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~ 代表 若狹 義臣
Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~ at 2011年02月26日 23:01
こんにちは
医療に対して思うことですが…
人間ドッグはかなり高額であると思います
基本の他、オプションである種々の検査、例えば脳ドックや肺がん検査などもかなりの高額料金設定です
予防医療を唱えるのであれば、庶民でも定期的に受けることができる金額であればと思いますし、市町村から補助金が出るといいましても、総額するとそれでもまだまだ躊躇してしまう金額です 
財政面など、問題も多いと思いますが、私たち若い世代にとっても、老齢になっていく親世代にとっても身近である医療であればと願います
Posted by 中川 at 2011年03月01日 12:00
中川様

コメントありがとうございます。

確かに、各種人間ドックは高額ですね。
勤め人が半強制的に受信する健康診断が、その役割を事実上果たしていない現状も含めて、
真の予防医療について、政策面で検討致します。
Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~ at 2011年03月01日 14:14
こんにちは。
私は体が弱く、度々病院へ行くことがあります。
その中で感じることは、医師や看護師の言葉遣い・対応がおかしいという点です。
病院であっても、顧客(患者)に対するサービスで言えば企業となんら変わらないのではないでしょうか。高齢者へは赤ちゃん言葉で、尊敬の意が感じられません。
また、診察を大幅に待たされても「お待たせしてすみません」の一言もありません。
徹底した人材の育成を病院内で行うべきであると思います。
政策的に可能かどうか、知識のない私には分かりませんが・・・
Posted by 佐藤 at 2011年03月07日 16:55
佐藤 様

コメントありがとうございます。

私自身、佐藤様のように病院で不愉快な思いをしたことがありますので、非常に共感できました。

政策的には、「病院評価」という方法が考えられます。
現在行われている「病院評価」は、病院の施設に関する充実度の評価のみですが、ここに人的な評価指標を加えることで、客観的に病院のサービスの質を「見える化」することができます。

この評価に応じて診療報酬(病院の収入)を加点することにすれば、劇的な反応が予想されます。

さらに検討を行い、ご意見を政策提言に反映させて参ります。
Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~ at 2011年03月07日 23:26
「脳脊髄液減少症」は潜在患者が10万人といわれ、
交通事故や学校での事故(鉄棒から落ちた・ボールがぶつかった等)で発症する場合が多く、
大変身近な病気です。
ですが、診断基準が確定されていない為、的確な診断および治療ができる医療機関は、かなり限定されています。
これを踏まえて・・なのですが・・・。

私の知人は事故でこの病気になりました。病気と認められるまで、約7ヶ月かかりました。
彼女の場合は、どんなにつらくとも「気のせい」「病気ではない」と診断され、
あるお医者さんには、座っていられないのに、
「明日から仕事に行けます。これぐらいの状態なら、皆さん仕事をされていますよ」と、
怠け病のように言われたこともあり、
7ヶ月間泣いて訴えても、詐欺のような目でしか診てもらえなかった・・
まるで自分がうそをついているようで、非常に苦しかった・・と。
今は、適切な治療(ブラッドパッチやその他)を受け、改善に向かっています。

国に認められていない病気ですので病院側の体制も難しいとはおもいます。
ですが、せめて医療関係の方だけでも周知徹底していただき、
そしてこの病気に限らず患者側に寄り添う医療であってほしいと願います・・。

支援者の1人として、ツイッターでつぶやいています。@4clover040101です。
勝手なことばりお伝えしてしまい、本当に申し訳ございませんでした・・・。
Posted by 4clover. at 2011年05月27日 18:55
4clover 様

コメントありがとうございます。

「睡眠時無呼吸症候群」がマスコミに取り上げられ、市民権を得るまでに辿った道筋と同様に感じました。

特におっしゃるように、国に「疾患」として認知されていない症例に関しては保険の適用はおろか、場合によっては生命維持に最低限必要な医療行為すら受けられずに不幸な結果を迎えるケースも少なからず存在するのでしょう。

ですが、今回のようなケースで一概に国や医療機関側の不勉強・怠慢と詰るのは酷だとも感じています。

このようなケースが存在すること自体が、医療とは本来的に「不確実」なものであることを証明する実例です。


「医者や医療は万能ではなく、むしろ不確実性の方が高い」

このことは医療関係者が常々、患者に対して一番理解を求めていることです。

私たち患者も医療提供者も、双方が、医療とは本来的に「不確実」なものであることをきちんと認識したうえで、固定概念に縛られることなく、各々の立場で振る舞うことが最も重要で、このようなケースに対する唯一の対処法なのだと思います。

当事者にしてみれば、綺麗事に思えるかもしれません。

ですが、私の母が若い頃から明確な自覚症状が出ているにも関わらず、長年、自律神経失調症といわれ続け、近頃やっと難病指定の「もやもや病」と診断された経緯がございますので、お気持ちは痛いほど分ります。

なかなか冷静に考えることは難しいと思いますが、どうぞ今一度、医療の不確実性についてお考え頂ければと思います。

代表 若狹 義臣
Posted by Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~ at 2011年05月29日 01:00

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