患者の声 「理想の医療、理想の医師、理想の病院」

Freedom to Patients ~患者視点の医療政策を考える会~

2011年02月26日 21:29



「理想の医療、理想の医師、理想の病院」をテーマに、医療に関するご意見を集約します。

 頂いたご意見は、この場で定期的にまとめてご紹介し、実際の政策提言作成に反映させますので、Comment(コメント)より是非、皆さまの体験談や理想の医療についてご意見をお寄せください。 

------これまでに頂いたご意見(6月9日更新)

 メタボ対策に費用をかける前に、難病対策に費用をかけるべき、優先順位が間違っている。


 透析患者が高齢になると、入居を断られるケースが多々ある。


 透析患者は全国30万人、都内には3万人いるが、患者会に所属している人は4,000人弱で、高齢化が非常に進んでいる。


 医療従事者は、患者の病気のみを診て、患者の生活は見ていない。


 日本の患者は、医療行為について他の方法があるのか医師に聴けない環境が出来上がっている。


 日本の医療には、患者に医療行為(方法)の選択肢はない。


 病院で死んでも誰も疑問に思わないが、不審死はとても多い、特に精神病院。


 精神病院は医師・経営者同士の繋がりがあり、治療方針に疑問があっても転院がほとんどできない。


 都内のある精神病院では精神科医一人が90人の患者の主治医になっている。


 腎臓移植の国内での平均待機期間は16年(欧米の平均は3年)。


 看護教育の段階で理想とされる医療行為が、現場では実現できない。病院は診療報酬を得ることに腐心し、患者を癒す行為よりも保険点数の獲得できる医療行為を優先している。


 人工透析の標準的な指標とされる、「週3日・4時間」に実は根拠はない。現在は在宅透析(全国で300人位)を推進する医院が少しづつであるが増えている。


 ストレスを緩和するための病院づくりの必要性。たとえば待合室や病院の空調設備等、考え実行する余地は現行制度上でもある。気づいていない、気づいていてもマンパワー不足等で実現ができない。


 現状の精神病治療は問題点が多い。マンパワー不足からくる画一的な投薬治療による、薬物過剰摂取状態の患者。人権を無視した対応等、ひどいものがある。


 患者側、医療機関側、双方にストレス過多。メンタルヘルスを導入したり、専門職としてのMSWの普及などで、万病のもとであるストレスを緩和していかないといけない。


 高額な医療を提供するだけが、良い医療ではない。費用対効果、エビデンス、QOL等、考慮して選択されたものが最良の医療になる。


 地域医療は地域住民との相互協力と理解がなければ、成り立たない。患者側と医療機関側、お互いの思いを知る機会が必要だ。


 有効的な人工呼吸と心臓マッサージの回数についてなど、救急(医療)の現場での実践と、国民に広く伝わっている情報とでは数十年位の遅れがある。


 地方(徳島県)では、症例が少なすぎて研修医を育てることも、研修後、経験を積み一流の技術を身につけることも難しい。地元ではなく東京に医療資源が集中するのはある意味で当然だ。


 休日診療を受けられる病院が地域に少ない。特に小児科。そして、重要なのは病院がどこにあるのかだけではなく、その病院が信用できるのかかどうか。


 皆保険制度は途上国のように、年々経済成長と人口の増加が見込まれるモデルにおいてのみ成立するもの。日本のような少子高齢化を迎えた国にはもはやそぐわない。


 国内の医療問題は制度疲労が原因。新しくゼロベースで構築し直すべき。


 海外の優秀な医師が日本で医療行為を行えないのは国民にとって大きな損失。医療免許の国際化をするべき。


 「脳脊髄液減少症」は潜在患者が10万人といわれ、交通事故や学校での事故(鉄棒から落ちた・ボールがぶつかった等)で発症する場合が多く、大変身近な病気です。ですが、診断基準が確定されていない為、的確な診断および治療ができる医療機関は、かなり限定されています。
 どんなにつらくとも「気のせい」「病気ではない」と診断され、あるお医者さんには、座っていられないのに、 「明日から仕事に行けます。これぐらいの状態なら、皆さん仕事をされていますよ」と、怠け病のように言われたこともあり、 7ヶ月間泣いて訴えても、詐欺のような目でしか診てもらえなかった・・ まるで自分がうそをついているようで、非常に苦しかった・・
 国に認められていない病気ですので病院側の体制も難しいとはおもいます。ですが、せめて医療関係の方だけでも周知徹底していただき、そしてこの病気に限らず患者側に寄り添う医療であってほしいと願います・・。


 病弱で福祉の仕事をしている私ですが
 医者や医療の常識といつも、戦っております!


 人間ドッグはかなり高額であると思います。
 基本の他、オプションである種々の検査、例えば脳ドックや肺がん検査などもかなりの高額料金設定です。
 予防医療を唱えるのであれば、庶民でも定期的に受けることができる金額であればと思いますし、市町村から補助金が出るといいましても、総額するとそれでもまだまだ躊躇してしまう金額です。 
 財政面など、問題も多いと思いますが、私たち若い世代にとっても、老齢になっていく親世代にとっても身近である医療であればと願います。


 私は体が弱く、度々病院へ行くことがあります。
 その中で感じることは、医師や看護師の言葉遣い・対応がおかしいという点です。
 病院であっても、顧客(患者)に対するサービスで言えば企業となんら変わらないのではないでしょうか。高齢者へは赤ちゃん言葉で、尊敬の意が感じられません。
 また、診察を大幅に待たされても「お待たせしてすみません」の一言もありません。
 徹底した人材の育成を病院内で行うべきであると思います。

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